「ピンポーン!」ダダダダ!「ピンポーン!」ダダダダ!
 小学生の時のことです。人のお家のドアのベルをならしては逃げる、といういたずらが流行ったことがありました。
 おともだちと「ピンポーン!」そして逃げる、お家の人がでてくる、それをとおくからながめてみるのがたのしかったのです。(みんなはマネしないでね!)
 しかしそんなある日、ふしぎなことが起こりました。
お友達と「ピンポーン!」ダダダダ!とにげようとするとすぐにドアがガチャッとあいてお家の人がでてきたのです。私たちは「キャー怒られちゃう。」とドキドキ。
 しかし、でてきた人はおばあちゃんとワンちゃんでした。

ピンポンならしのいたずら  文:松山 桃子(まつやま ももこ)
おばあちゃん:「まあ、はいっていきなさいよ」
ワンちゃん:「ワンワン!」
 そんなわけで中に入るとおばあちゃんはおかしとお茶をだしてくれて「学校はたのしい?」ときいたりいろいろなおはなしをしてくれました。
 私たちはすっかりおばあちゃんをスキになり、いたずらしたこともわすれて、くらくなるまでおはなしをしました。
私たち:「あ、もうかえらなくちゃ!」
 急いでかえろうとする私たちにおばあちゃんは一言「もういたずらしないで、こんどはちゃんとあそびにきなさいね。」
私はそれからいたずらをやめました。
おばあちゃんが困った顔をするのを見たくなかったからです。
 それからは、時々おばあちゃんのお家にあそびに行きました。
もちろんピンポーン!のあとは、逃げたりしません
よ!