展覧会を振り返って
平成22年度第53回「明日への手」美術展は、初会場の札幌展からスタートし、埼玉展、草加展、神奈川前期展、後期展、と続きラストの武蔵野展まで無事開催することができました。 今年もお忙しい中たくさんの方にお越しいただき本当にありがとうございました。
武蔵野展では前日から大雪になり展覧会開催に向けて心配がありましたが子供達の熱い思いが届いたのか当日は雪も止み無事開催することができました。その他の各展覧会は快晴に恵まれ子供達の晴れの舞台にふさわしい天気のもと開催できました。
今年は「展覧会はアートのおおもりごはんだ!」というスローガンのもと、子どもたちの想像力豊かな作品に満ち溢れた会場を作り上げることを目標に教師全員が一丸となって会場作りにはげんできました。
アートキッズプロジェクトとして、普段の教室でそっとプレゼントしてくれたなにげない絵やおりがみの裏に描いた似顔絵などを、「アート・おかわり!ハウ ス」に展示しました。子ども達の「今、そのままの気持ち」が伝わってくるステキなアートの宝物を是非会場に展示し保護者の方々にも見ていただきたい!とい う教師達の思いからこの展示が実現しました。
「作品」と姿勢を正して描いたものとはまた違った、普段着のアート達が集まった”宝箱”はいかがでしたでしょ うか。
毎年展覧会に出していると、子ども達の絵が変化していくことに気づかれると思います。子ども達の成長を共に喜び合う場所にしたいですね。
新年度が始まると同時に次期展覧会に向けて動き出します。来年度も、子ども達のエネルギーあふれる作品達に出会えるのが今からとても楽しみです。 教師一同、一丸となって来年度も晴れの舞台を演出していきたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。

第53回展 総実行委員長 三好友晴