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ごあいさつ
芸術による教育の会 代表 寺尾 憲
 「明日への手」美術展は、本年で58回目を迎えます。この展覧会が産声を上げて半世紀が経とうとしています。
昨年(平成26年度)の展覧会は、芸術による教育の会創立60周年記念となり、上野の森美術館で盛大に行われました。皆様の記憶に新しいかと思います。今年は還暦の次の年であり、一回りして一歳に戻りました。芸術による教育の会は生まれ変わります。新しい歴史に踏み出しました。
インターネットを通じて、会員の皆様とより密接につながり、日本の子どもたちをインターネットでつなぎ、ウェブ上で世界一の子どもたちの美術館をつくります。
さらにウェブ上での美術教室も開設されます。
今年は世界に羽ばたく年になります。子どもたちが主役の楽しい楽しい広場ができるのです。どうぞご期待ください。
このような大事業に取り組めるのは、ひとえに皆様方のご理解とご支援の賜物です。心から感謝申し上げます。

個性を示す機会の少ない社会にあって、自分を表現する事はとても重要であり、大切な事です。美術はごく自然にそれを可能にしてくれます。
「私の心を見て、これが私の心よ!」
その子の作品には、その子の心が溶け込んでいるのです。自己主張の自己表現の始まりです。

芸術による教育の会の目的は、美術を通じて子どもたちに「柔軟な思考力」を身に付けさせることにあります。
工夫する楽しさ、試行錯誤のおもしろさ、完成の喜び~~~~~
子どもたちは日常のさまざまな経験を経て、柔軟な思考力を身につけます。
柔軟な思考力がためされるのは、困難に遭遇した時です。環境への適応、いきづまった時の壁を乗り越える考え方。ポジティブ思考。平常時に工夫する勇気。ここ一番で頑張れる心。いずれも人生を歩む上での武器になるものです。

芸術による教育の会で心を開放し、情緒を安定させ、そして柔軟な思考力を身に着け、自己表現力をみがいていきます。
これが、美術の魔法です。芸術による教育です。
子どもたちへの期待は膨らみます。次世代を背負って立つ子どもたちは、私たちの宝物です。
芸術による教育で、すこやかに成長してくれることを心から願う次第です。

どうぞ、子どもたちの力作を心ゆくまでご堪能ください。伝統ある「明日への手」美術展に誇りを持っていただきたいと心から願っています。



展覧会開催によせて~
「チョットミニキ展」
総実行委員長 矢板 晶一
 
11月よりいよいよ第58回「明日への手」美術展が始まります。今年度の美術展は、埼玉展を皮切りに和光展、神奈川展前期後期、草加展、武蔵野展と、5会場6期にわたっての地域展となります。  
 昨年度の上野の森美術館での美術展は、芸術による教育の会60周年記念展として美術館での展示という通常ではなかなか体験できない大きな展覧会として開催いたしました。記念になる大きな展覧会としてご好評をいただきましたが、教室によっては会場が遠くてご家族やお友達をお誘いしづらかったり、先生との会話がなかなか取れなかったりと、いつもの展覧会とは違うことでの厳しいご意見もいただきました。  
 今年度は昨年度のご意見を生かし、「生徒・保護者の皆様とのコミュニケーションを大切にしよう!」をスローガンにしています。「明日への手」美術展の本来の目的である「親と子と教師を結ぶ展覧会」として全力で取り組んでまいります。  

 5会場での展覧会開催は初めての試みです。  会場が増えると良いところもたくさんありますが、教師の負担はその分大きくなっていきます。5会場すべての展示が終わるのに4ヶ月、準備や制作期間も含めると少なくとも半年間は気の抜けない長い期間を過ごすことになります。
 教師にとっては大変ではありますが、芸術による教育の会が最も大切にするイベントとして、教師のモチベーションの高さを感じています。生徒と保護者の皆様にとって本当の意味での「良い作品」の展示を目指して、指導と準備に意気揚々と取り組んでいます。

 地域展として、それぞれの会場の良さを引き出した展覧会を目指しています。昨年と比べると会場まではとてもアクセスしやすくなりました。祖父母の皆様はもとより、幼稚園や学校の先生や、仲良しのお友達など、是非「ちょっとみにき展!!」とお誘いください!

 教師一同、皆様の心に残る展覧会を目指して、心からお待ちしております。よろしくお願いいたします!!