生徒から先生へ、そして次の世代へ

芸術による教育の会で10年以上学び続け、美術大学へ進学し、卒業し、そして今度は「先生」として戻ってきてくれた3名の先生たちが、オンラインイベントを開催します。

これは、私たちにとって本当に嬉しい出来事です。

芸術による教育の会の72年の歴史の中で、生徒だった方が親になり、そのお子さんが教室に通うようになり、さらにそのお子さんがまた親となって、次の世代が入会してくれる。そんなご家族も少しずつ増えてきました。

中には、祖母、父、子どもと、三世代で美術教室に関わってくださるご家族もいます。

子どもの頃に出会った美術の時間。
うまく描くことだけではなく、自分で考え、試し、失敗し、またつくってみる経験。
その積み重ねが、その人の人生の中で育ち続け、やがて次の世代へ、次の子どもたちへと手渡されていく。

今回のお話会は、まさにその循環が形になった時間だと感じています。

なつほ先生、とりう先生、ななみ先生。
それぞれが生徒として過ごした時間、そこから美術大学へ進み、今、先生として子どもたちの前に立っていること。
その成長とチャレンジを、心から讃えたいと思います。

ただし、私たちは、美術による教育を学んだ子どもたち全員に、美術の道へ進んでほしいと願っているわけではありません。

美術の道へ進む人は、ほんの一握りかもしれません。
けれど、それでいいのです。

どの道を選んでもいい。
どんな仕事に就いてもいい。
どんな人生を歩んでもいい。

私たちは、美術による教育が、その人の生き方を肯定し、自分らしく幸せに生きる道を切り開く力になると信じています。

自分で感じること。
自分で考えること。
自分で選ぶこと。
人と違う表現を恐れないこと。
うまくいかなくても、もう一度やってみること。

それらは、美術の世界だけでなく、人生のあらゆる場面で、その人を支える力になります。

芸術による教育の会が目指しているのは、子どもの時だけで終わる学びではありません。
表現することを通して、自分を知り、人と出会い、学び合いながら、生涯にわたって成長していく場です。

今回のイベントは、その理想が少しずつ現実になっていることを感じさせてくれる、とても大切な機会です。

生徒のみなさんにとっても、
「先生にも子どもの頃があったんだ」
「好きなことを続けていくと、こんな未来につながるんだ」
「自分の今やっていることも、いつか自分の力になるんだ」
と感じてもらえる時間になると思います。

保護者のみなさまにも、ぜひご家族でご覧いただけましたら嬉しいです。

先生たちのこれまでの歩みと、これからのチャレンジを、みんなであたたかく応援できる時間になりますように。




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PROFILE

屋嘉部 正人(わかめ先生)
屋嘉部 正人(わかめ先生)芸術による教育の会 代表取締役社長(2026年〜)
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
多摩大学大学院 経営情報学研究科修士
芸術による教育の会 代表取締役社長(2026年〜)

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会

・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。