【生徒代表スピーチ】第59回「明日への手」美術展神奈川前期の部の5年在籍・10年在籍者表彰式にて

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2017年1月14日・15日の二日間、横浜市青葉区あざみ野にある「アートフォーラムあざみの」にて第59回「明日への手」美術展神奈川前期の部が開催されました。

14日には芸術による教育の会に5年間・10年会在籍した生徒の皆さまへの表彰式がありました。

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同会の生徒として10年以上在籍し、美術大学卒業後に本会の教師になりました山田梨菜先生より、表彰受ける生徒の皆さまと保護者の皆さまへの挨拶をしてもらいました。

とても感動的なスピーチでしたので、ブログにて紹介させていただきます。


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表彰者のみなさん、この度は本当におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

みなさんが今日手にした、銅メダル、銀メダル、実は私も持ってます。今も大切にとってあります。

というのも、私も、かれこれ二十年前、年中さんだった頃に、美術教室の生徒になりました。
お教室で初めて描いた絵を、今でもはっきりと覚えています。

私が美術を始めたきっかけは、お絵かきがへたくそだったからです。私がまだ年中さんだったある日、一生懸命女の子を描いたのに、お友だちに「すごい!怪獣だ!」って誉められました。ショックでした。そんなとき、母親と美術教室のチラシをみて、美術を始めたらきっと絵がうまく描けるかもしれない!なんて思って始めました。

それから、小学生になっても、中学生になっても、高校生、大学生になっても、ずっとずっと生徒でした。
へたくそだった絵は、昔に比べてどんどんうまくなっていきました。女の子を描いても「怪獣だ!」なんて、もう、誰も言ってこなくなりました。
それでも私は、美術教室に通い続けました。続けていたのは、絵をうまく描きたかったからではありません。
美術教室が大好きだったからです。

高校生にもなると、部活や勉強でなかなか教室に通うことができませんでした。年に数回、教室に行って、展覧会制作ができればいい方でした。
それでも、教室に顔を出せば「よくきたね!」と喜んで私を迎えてくれる先生がいました。

これが本当に嬉しかった。

私が小さな頃から、先生は、私をたくさんほめてくれました。落ち込んでいたり、自信がなかったりしても「大丈夫だよ~」と励ましてくれました。

私にとって、美術教室は、私を受け入れてくれる大切な場所です。そんな美術教室が私は今でも大好きです。

私がこうして美術を続けてこられたのも、両親の理解があってのことです。
それはきっと、ここにいるみんなも、同じことだと思います。

私からのお願いです。

今日この日を迎えられたこと、おうちの人にちゃんと感謝してください。

小さな声でもいいです。お手紙でもいいです。おうちの人に「ありがとう」を伝えてください。

そして、これからも、美術をうんと楽しんでください。

美術ができること、それは、一生の財産です。

美術は、描くことだけではありません。

作ることだけでもありません。

感動すること、そのものです。

これからも、みなさんのすてきな感性で美術を続けていってくださいね。

保護者の皆様、本日は表彰式にご出席くださり、誠にありがとうございます。また、芸術による教育の会の理念をご理解くださり、そして、日頃からご協力くださり、本当にありがとうございます。心からお礼を申し上げます。
本日、子どもたちは、美術教室を始めて五年、十年という節目を迎えました。子どもたちは、これからも、この先もどんどん成長していきます。この時こそ、美術の力、美術の魔法が必要だと、私は考えております。
どうぞこれからも、子どもたちを温かく見守っていただけると幸いです。

最後に、みなさんの更なる成長とご多幸をお祈りして、私の挨拶とさせていただきます。

みなさん、本当に本当におめでとうございます!

芸術による教育の会教師 山田梨菜


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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。