50歳から左利きで生まれ変わる

私は50歳で一度人生をリセットしました。

「50歳からは第二の人生のつもりで、新0歳児から始めよう!」

そのためには、再スタートとして自分自身にわかりやすい変化が必要でした。

50年間守り続けた何かを捨てて生まれ変わる必要がありました。

そして、私は50歳から右利きをやめて左利きになりました。

来月1月に3歳を迎えますが、すでに左利きの生活にも慣れて、食事の時に無意識に右手でお箸を持つということはなくなりました。
字を書くのはまだ苦手です。

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左で書いた字


絵を描くのは、多少不器用な方が味のある線が描けて左で描くのはそれ以前から好きです。

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左で描いたらくがき

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左で描いたクロッキー

左手は右脳につながっていますから、絵を描く人にとっては左利きはアドバンテージだと思います。

ハサミやノコギリ、カナヅチは未だに無意識に右手で握ってしまいます。

そして、50歳からの第二の人生を機に、やりたかったけど様々な言い訳をつけてやらなかったことを全部やることにしました。

その中の1つに普通自動二輪の免許を取るというのがありました。

すぐに教習所に申し込みました。

私が教習所の受付で必要書類を書き込んでいると、対応していた女性が立ち上がり奥の方で上司とヒソヒソとこちらを見ながら話し始めました。

そして、その上司が私に質問しました。

「失礼ですが、右手はお使えになれないのですか?」

「いやあ!」(まいったなあ、面倒なことになりそうだなあ!)と心配しつつ、馬鹿正直に答えました。

「実は、50歳を機に左利きになったんです。右手は左手より上手に動かせますよ。ほら!」

受付の女性も上司の人も、私があまりにも下手くそで不自由な動きで左で字を書くので、私に何らかの障害があり右手が使えないのではないかと疑ったようです。

バイクの免許を取得するための教習所ですから、疑って当然ですよね。

それからというもの、重要書類に記入する際は渋々右手を使うようにしています。

初めて一緒に食事をする人は、「屋嘉部さん左利きなんですね!」と声をかけられます。

私は「50歳を機に左利きになりました。」と答えます。

ほとんどの人が、やっぱりこの人は変人だって思っているかもしれません。

もちろん、そう思われても否定はしません。

美術家としては、普通よりは変人の方がずっとマシですから。

美術教室で子どもたちを指導するにあたり、子ども達が上手にハサミを使えなかったりまっすぐな線が引けなかったりという、器用に扱えない時の感覚を共感できます。

まさに、幼児と同じレベルになっての再スタートです。

人生を2倍楽しめます。ぜひお勧めです。

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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。