君はどうして先生にタメ口なの?

小学5年生のM君が、ずっと私にタメ口を使うのです。

M君:「先生さあ・・今日ハサミを忘れてきたから貸してくれる?」

「もう終わったから帰っていい?」

いつもそんな感じなんです。

ある日、あまりにも気になったのでその子に聞いて見ました。

私:「Mくんさあ・・いつも先生にタメ口でしょ!学校でも先生にタメ口なの?」

M君:「えっ! まさか!そんなわけないじゃん!」

はあ?それって俺のことを舐めてるってこと?とちょっとムカつく気持ちを抑えつつ・・

私:「じゃあ・・なんで俺にはタメ口なわけえ?」

M君:「いやあ・・屋嘉部先生ならイイかなあと思って。」

私:「じゃあ・・この人には敬語を使ったほうがいいなあと思うとちゃんと使えるんだね。」

M君:「そりゃそうだよ!あたりまえじゃん」

答えによってはガツンと言ってやろうと思っていた私は、完全に拍子抜けし、むかっとする気持ちもどこかへ飛んで行ってしました。

そして、「そうか!M君にとっての俺はタメ口が通用するちょっと特別な(変わった?)大人なんだ!」

「そういう関係も悪くないなあ」とちょっと嬉しくなっちゃいました。

その、M君も中学生になって部活に入ると、しっかり私にも敬語を使うようになりました。

そして、今ではもう大学生。立派な大人です。

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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。