ものづくりの喜びを知っている子どもの作品3

こんにちは!つぶつぶ先生です。

ブログを書くようになり、良い変化がありました。美術教室の何気ない日常から素敵な出来事を意識して見つけられるようになりました。
お子さんの良いところを保護者の方にお伝えするのが、芸術による教師の会に所属する先生の大切な仕事です。ですから、いつでも子どもの良いところを何個でも言えると思います。作品の素敵さをたくさん語ることができます。
普段の教室で褒めるのが当たり前になりすぎていました。一つ一つの褒めポイントをブログネタにする気持ちで眺めてみると見える世界が変わったように感じています。子ども一人ひとり輝くその子の特別な褒めポイントが見えてきました。ネタに困ることはないのでもっと更新をがんばります。

さて、今回は年少の女の子Kちゃんです。
レッスン終わりにお母様が『この前博物館に行ったときに、Kちゃんがノートを手作りして、博物館でスケッチしたんですよ〜楽しかったね(笑)』とお話してくださいました。

??ノートを手作り?いつどこで?

『行く前におりがみで何か作っていて、なぁに?って聞いたらノートなんだって。本当に持っていって、観察しながら絵を描いていたんですよ。』

Kちゃんは博物館に行く、と決まったら家でノートを作り出してそのノートを持っていき、実際に博物館で観察をしながら描いたのだそうです。その日はお話だけでしたので、後日実物を持ってきていただきました。

折り紙を半分におり、複数枚重ねてマスキングテープで貼り付けています。めくるとタコが描かれていました。

↓Kちゃんの可愛い小さなお手てで、めくりながら説明してくれました。

字のようなものが書かれています。説明書きのところかな?

魚のコーナー。ポニョにでてくる古代魚コーナーでしょうか?

昆虫もいっぱい展示していたね。

子どもは感動を表現します。博物館に行ったあと、経験を表現するためにノートを作りたくさんの思い出画を描く姿は想像がつきます。しかし、行く前から用意してその場で書くなんて、小学生以上のお友達が知っていることなのではないでしょうか。

お母様いわく、大人が教えたわけでもなく、スケッチしようねと声をかけたわけでもないそうです。なんで知っていたのかな?テレビなどで見たことがあったのでしょうか?一番の有力説はKちゃんの兄、一年生の「Iくん」の存在です。おもしろい発想で研究者のような洞察、ものしりくんでもあります。お兄ちゃんの姿を見てKちゃんは学んだのかな?いずれIくんのこともブログに書いていきたいと思います。

しっかりもので制作も得意なKちゃんですが、いくらしっかりしているとはいえ4歳になりたての年少さんです。なぜノートを作ることを思いついたのか説明してもらえず、真相は闇の中??でした(^^)

それにしてノートには何を描いているかよくわかる絵ばかりですね、すごいと思います。Kちゃんはお絵かきがとっても得意です。気分が乗っているときにはしっかり描いて、発散したいときにはたくさんぐちゃぐちゃして、気分が乗らなければ描かない、というとても素直なお子さんです。博物館では描きたい気持ちがあふれていたのかな?

いつも笑顔で教室に来ているしっかりもののKちゃん、でも眠いときはキョーレツにぐずぐずちゃんになって、年相応のおこちゃまに大変身、そんな姿を見るとホッと安心できます。これからもよろしくね。




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PROFILE

つぶつぶ先生
つぶつぶ先生
橋本円(はしもとつぶら)つぶつぶ先生です。
静岡県出身:40代
美術教室の先生として20年以上経ちました。武蔵野美術大学短期大学部(があったころ)美術科卒です。大学サークルアトリエちびくろのOGです(^^)
同郷の友人がすごく楽しそう活動しているのに魅かれてサークルに入りました。自分の思い出作りとして参加させてもらいましたが、子どもって面白い!そして、一緒に楽しむことを教えてもらいました。そのまま子どもと活動することの楽しさをもっと追求したくなり、現在も活動を続けているのかなと思います。
芸術による教育の会で子どもの指導を続ける中で、アート活動は子どもにとって大切な教育であると真剣に考えるようになりました。自分の子どもの育児においても、芸術による教育の会の理念は素晴らしく、仕事をする中で得た知識がとても役に立っていると感じています。アート活動が子どもにどんな影響がありどのように大切なものなのかを、子どもに関わるすべての大人に伝えていく使命があると思っています。