キャンバスは描く人の気持ちを全て受け止める(たとえ親でさえ肯定できないものであっても)

「絵は好き勝手に描きなさい」

キャンバスは、描く人の気持ちを全て受け止めてくれます。

穏やかで清々しい気持ちの時も、

何かに行き詰まりイライラしている時も、

辛くて悲しくてどうしようもない時も、

その素直な気持ちをキャンバスには吐き出してください。

思う存分ぶつけてください。

誰も受け止めてくれないようなことでも、最も信頼できる親でさえ肯定してくれないようなものでさえ、キャンバスは一切否定することなく皆さんのありのままの素直な心の全てを受け止めてくれます。

なぜ絵を描くと気持ちがすっきりするのか?

それは、心の中に溜まった抱えきれないものをキャンバスに描き出すことで心が洗われるのからです。

「絵は心を映し出す鏡」とも言われます。

また「絵は心の排泄物」だとも言われます。

心に溜め込むことなく、気持ちよく、誰に気兼ねすることもなく、ありのままの自分自身を出し切ってください。

それが「絵は好き勝手に描きなさい」ということです。

心が不安定な時に、前向きなことや明るい将来のことを考えることはできません。

ましてや他人のために役立つことなど考えられません。

優しさや思いやりも心が安定してこそ生まれる気持ちです。

まずは、誰のためでもなく、他人から評価されるためでもなく、自分自身のために好き勝手に描きましょう。

キャンバスに映し出されたものは、紛れもなく自分自身のありのままの心です。

溜まったものを全て吐き出すと気持ちがすっきりするのです。

ありのままの心を一度外側に出して、すっきりとした気持ちで自分の絵を眺めて見ましょう。

外側から自分の心を客観視してみると、きっと今まで許せなかったことや認められなかったこと、辛かったことなどの全てを「しょうがない」と許せるはずです。

そして、未来へ向けて明るい思考が働き始めるはずです。

心の安定なくして、ポジティブに明るい未来を思い描くことはできません。

美術による教育は、まずは心に溜まったものを表出し心を安定させることを大切にします。

どうぞ、皆さん絵は好き勝手に描きましょう。

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天才かずくんの小6の時の作品
好き勝手に描いていますね。
(かずくん3歳の時の様子はこちら)

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天才かずくんが認めたNくん(小6)の作品

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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。